フィリピンの日本食材店「New Hatchin」 (ニューハッチン)と「IKOMAI」のオーナーシェフのJamesによる日本食材の試食会です。試食会は、日本の食材とフィリピンの商流を確立する為に定期的に開催しておりますが、単純に味が現地に受け入れられるかどうか、導入可能な価格の検討だけではなく、日本食材の新たな可能性の発見や、現地の料理とのコラボレーションを検討していきます。また、商品のデザイン・ブランディングまで、現地で売れるために様々な視点からのアイディアを出していきます。
今回のエントリー商品は、グルテンフリー麺類・日本酒・オーガニック珈琲、黒ニンニク、ハラペーニョ味噌など。
<実施の背景と成果が得られた理由>
現地での成約に至らないケースとして、価格が重要であることはもちろんですが、日本側が商品の思いやこだわりをしっかり伝える事ができないコミュニケーションの壁が課題としてありました。
例えば、ビーガンという言葉一つでも、現地と日本では捉え方やニーズが違います。当たり前ですが、文化や食習慣の違いがあるので、より丁寧なコミュニケーションやローカライズが求められます。
今回は、商品の背景や開発ストーリーを事前に事業者からヒアリングして英語のパンフレットや特設サイト、コンセプト動画を用意してそれぞれの会社の歴史や商品のこだわりを共有し、協議することができました。
<成果>
一部商品は前向きに成約見込みの商談へ、また、別の食材は新たな可能性のチャレンジとして、IKOMAIのバレンタインメニューに採用されました。